四作目まで来た

全く変わらない2人

TAXiシリーズもいよいよ現在のところ最終作として語られている『TAXi4』まで来た。この作品も内容については前3作までと特別変化はない。ドジを犯して窮地に追い込まれるエミリアン、仕事に精を出しているダニエルだったが、なぜかまたエミリアンに犯人逮捕に助力して欲しいと頼み込まれて渋々協力することになる。ただこの作品ではエミリアン以上にある意味焦点を絞って見て欲しい人もいる。その1人がペトラさんだ。前作では妊娠していたため、産休でほぼ出番はなかったものの、その類まれなハイスペックを用いてなんと物語ではある活躍を見せている。

さらに今作ではこれまでのシリーズを通して何かと問題行動を起こして、問題をさらに悪化させていたエミリアンたちが所属するマルセイユ警察を仕切っている『ジベール署長』が色々やらかしてしまっている。そしてそんなジベールに呆れながらも、ダニエルとも良好の関係を気づいているベルディノー将軍も登場して、相も変わらず滅茶苦茶な展開だ。

1つ変更点も存在している、それは今作ではダニエルとエミリアンの息子であるレオとマックスが登場することだろう。ただ子どもたちにすれば、親の破天荒過ぎる行動や立ち振舞を見て、冷静にあんな大人にならないように観察しているのが非常にシュールだ。それもある意味見どころとなっている。

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作品概要として

作品の内容としては、初期作から基本的な部分は変更されていない。なのでここではあらすじは敢えてしないでおこう。かいつまんで説明すれば、相変わらずドジをしてしまい、今回は失業してしまう寸前の失態でダニエルに泣き付き、2人が事件解決へ乗り出すもその犯人となる凶悪犯であるベルギーの怪物指揮する強盗団には何とあの人が極秘潜入していた。そして物語終盤には、ついに問題行動ばかり起こしていたあの人が敵味方構わずに攻撃するという、もう何だこれっ的な展開が繰り広げられる。

ここからは先の作品までを踏まえて、個人的にピックアップしたいキャラクターについて話をしていこう。

最強刑事、ペトラさん

ここまでの流れて軽く紹介しているが、実は作中で最強なのはペトラさんだと個人的に考えている。2作目においては忍者集団相手に達人クラスの武道を用いて対等に渡り合ったり、さらに日本語の通訳も出来るなどハイスペックであることが作中で表現されている。そんな彼女も3作目では一人の母として出産を経験して、良妻賢母へと進化しようとするがその才能は仕事という意味でも発揮している。

子供が成長したこともあって、ペトラさんにはある極秘任務が課せられる。それはエミリアンが逃してしまったベルギーの怪物こと、アルヴェールを逃さないために彼が指揮する強盗団に女泥棒として潜入調査をするというものだった。いうなれば完全に旦那の尻拭いをする羽目になったわけだが、ここでもハイスペックすぎる能力を用いて凄腕泥棒を演じて信じこませるのだった。もう完全に刑事というより、F○Iクラスとも称してもいいのではないかという能力を有しているペトラさん。結婚しないでそのままエリート街道まっしぐらならもっと違う人生が歩めたのではないか、なんて思ってはいけないのかもしれない。

遊びも本気、ベルディノー将軍

2作目から登場し、ダニエルともすっかり意気投合したリリーの父であり、フランス陸軍で将軍の座に付いているベルディノー将軍もまた良い味を出している。ダニエルに対して絶対的な信頼を寄せており、またダニエルとエミリアンの息子たちにも激甘という親バカぶりを発揮している。

ただそんな彼も孫達と遊ぶとなったら出し惜しみを許さない部分がある。子供相手でありながら、軍人気質全開で軍用迷彩を施して子どもたちと本気過ぎる戦争ごっこを繰り広げるなど、茶目っ気がある。このことに対しては度が過ぎたため、ダニエルは養母であるベルディノー夫人に休戦協定を結ばせるよう頼み込まれるなど、迷惑を掛けている節もある。

4作目ではベルギーの怪物を護送する際にも監視をしていたがエミリアンによって逃走を許してしまうなど、迷惑を掛けられている。ただ彼以上に彼の上司とも言えるジベールの行動には毎度呆れ返っている。

一番のトラブルメーカー、ジベール署長

そして最後に、初期作から登場して4作目まで一貫して登場しているものの、実は陰ながらの悪役であり、元凶を作り出している別の意味で黒幕ではないのか、と思わせる『ジベール署長』について見てみよう。マルセイユ警察の署長だけあって偉大な人かと思いきや、実はエミリアン以上にドジでもはや手の施しようがないまるで駄目なおっさんの象徴、通称真性マダオとなっている。エミリアンのマダオっぷりもそうだが、ジベール署長の真性マダオっぷりは彼のよりも拍車をかけて凄まじいことになっている。

シリーズを通してやらかしている点を挙げていくと、

  • 初期作:ドイツ人に対して恨みを持っているらしく、人種差別めいた発言をして周囲を呆れさせている
  • 2作目:長官歓迎の際、1人張り切るあまりに自身の判断ミスで長官が拉致されてしまう。その後の救出作戦では自身も活躍しようとしたが、エミリアンのミスで大怪我を追ってしまう
  • 3作目:強盗団を捕まえられない職員にバカンスや休暇を取ることを禁じる横暴に出る。終盤頃に降下作戦に加入するも、飛び降りるタイミングを間違えて凍結した湖へと落ちていく
  • 4作目:マヌケっぷりが顕著で、今作でも最後の方で自身が前線に出ようとしたが、麻薬を大量に吸引してハイになってしまい、敵味方構わず銃やミサイルを乱射する騒ぎを起こしてしまう

こんなところとなっている。もうなんというか、今作における元凶を生み出している黒幕であり、さらに前線に出て功績を上げようとするも空回りっぷりが半端ないことになっている。挙句今作では怪物と称する犯罪者からは、危険人物としてジベールこそ逮捕すべき相手だろうとツッコミを貰ってしまうほどに、問題視されている。

事実、他の職員たちからもそのマヌケっぷりにはほとほと困っており、最早手のつけようが無いため裏では『要危険人物』という認定を受けてしまっている。

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ただただ笑うしかない

トランスポーターのシリアスさが懐かしくなってしまうところだ。TAXiではこのようにシリアスなんて言葉がとても似合う作品ではなく、最初から最後までひたすらに笑い続けるだけの作品と解釈してもおかしくはない。なのでダニエルとエミリアンに注目するのもいいですが、このシリーズではジベール署長などのサブキャラにも注目してみると、また違った楽しみ方を見つけられるかもしれません。

ただ1つ変わりないのは、この作品で一番最強なのはペトラさんという事実だけだ。


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